今日は11号掲載の「んめぇもの」から『海藻』をご紹介します。
今はわかめが旬の真っ盛りですね!
まずは、聞き取りした町の皆さんの声から(^O^)/
【茎わかめ】
・わかめの茎とにんじんを拍子木切りにして、ショウガ、細かくほぐしたスルメをしいたけの戻し汁と砂糖、しょうゆで煮る。シイタケも刻んで入れてね。汁は濃いめね。冷蔵庫で2~3日ねかせて味をしみらせて、白ごまをパラパラふって食べる。下から取って食うのさ。ばあちゃんの味だね。
【生海苔】
・酢の物、三杯酢にして。ネギや小ネギを入れて。酒のつまみ。
・生海苔は酢じょうゆ。みそ汁に入れたり、ストーブでコトコト煮て佃煮にも。
【ふのり・ひじき】
・砂と砂利を取り除いて乾燥させる。プンと磯のにおいがする。洗ってから冷凍するのがいい。みそ汁にして食べる。
【かじめ】
・めかぶの「ごう(粘り)」が強いもの。若芽を食べていた。おがる(成長する)と固くなる。
・あわびのエサ。今はおがんねぇ。不足だからあわびがダメ。(2015年の話)
【あかはた・まつも・ししも】
・乾燥させて、みそ汁に入れる。
・まつもは高価。酢の物が旨い。
(聞き書き七ヶ浜11号「んめぇもの」より
「わかめ」の旬は2~4月。
採れたてを加工した塩蔵品が出回りますが、収穫期の「生わかめ」をぜひ味わって頂きたいです! 七ヶ浜で暮らすようになり、生わかめの美味しさを知ってから春の訪れが楽しみになりました。
葉・茎・めかぶの部分でそれぞれ味や食感、調理方法が違います。
よく食べられている葉の部分は、みそ汁やサラダ、酢の物、炒め物にするご家庭が多いと思います。今はしゃぶしゃぶも人気ですね!
茎は、煮付けや炒め物、酢の物など。
めかぶは、やはり細かく叩いてとろろにするのが美味しいですね。
そして、七ヶ浜といったら、やはり「海苔」ですね!
秋から冬にかけて養殖がおこなわれ、収穫し乾海苔に生産されます。自然豊かな七ヶ浜の海で育った海苔は味、香り、色つやと品質が良く、皇室献上品に選ばれるほど!
七ヶ浜町内では漁協、観光交流センター、七のやなどで販売しています。海苔チップスといったおつまみ系のものも人気ですよ。贈り物には箱入りのものがよく出るようです。
これは手作りの「海苔だれ」。職場の方から頂きました。
冷奴やお刺身にかけたり、サラダのドレッシングも美味しい。お吸い物や即席スープにしても良し♪
餅やおにぎりに巻くだけじゃなく、タレにして楽しんでいる方が多いようです。やっぱり海苔文化の町なんだなぁ~。
それから、わかめもそうですが、海苔も「生海苔」を食べてほしいですね。地元の皆さんが口を揃えて言うには「生を酢じょうゆで食べらいん!」。他に、しゃぶしゃぶや汁物、佃煮、天ぷらにする人もいるそうです。
コロナウィルスで落ち着かない毎日ですが、まずは健康第一ということで…海藻類で免疫力アップ!しませんか? 磯の香りが食欲をそそりますよ!
ぜひ、七ヶ浜町の海の幸を味わってくださいね(*^-^*)
【追記:2024年3月14日】
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