最近は「ボッケ」を検索されて、当ブログに訪問されている方が多いようです。寒くなりましたから、旬のボッケ汁を食べたくなりますよね。
先月あたりから、近所のスーパーでボッケが並ぶようになりました。一匹まるごとはもちろん、鍋用のパックもあるのでご家庭でも手軽にできるのが嬉しいです。七ヶ浜町のゆるキャラ「ぼっけのボーちゃん」もPOPで大活躍!販促にひと役買っているようですよ♪
年々、取れなくなっているボッケですが、売っているのを見掛けたらぜひ作ってもらいたい。・・・ということで、今回は七ヶ浜町で発行した「健康増進レシピ集」から『ボッケ汁』のレシピをご紹介いたします。作る際にご参考ください。
ボッケ汁(みそ仕立て)
【材料(4人分)】
・ボッケ 200g
・豆腐(木綿) 160g
・大根 80g
・にんじん 40g
・長ねぎ 30g
・みそ 40g
・和風顆粒だし 6g
・酒 10g
・水 600㎖
【作り方】
①ボッケのぬめりを取り除き、きれいに洗う。
②腹の真ん中を割き、肝臓、胃袋などを傷つけずに取り出しきれいに洗う。
③ボッケは、食べやすい大きさにぶつ切りにする。
④豆腐は1cm角、大根とにんじんは3mm厚くらいのいちょう切り、長ねぎは小口切りにする。
⑤大根、にんじんが煮えたら、だし、酒を加え、ボッケを入れて煮る。その後、ボッケの肝臓、胃袋を入れ、アクをとりつつ煮る。豆腐を加え、ひと煮立ちしたら、みそをとき入れ、最後に長ねぎを加える。(卵がある場合は、肝臓などと一緒に入れる)
※丸ごと使う場合は下処理(①②の手順)を行います。
※みそは、味をみながら足しましょう。
『七ヶ浜町健康増進レシピ集』より抜粋
ボッケのさばき方
【洗う】
・たわしなどで全体をなでるように洗い、汚れやぬめりを取り除く。
【さばく】
・頭を落とす。内臓(肝臓、胃袋、卵)を傷つけずに取り出し、切りに洗う。
・調理法にあった形や大きさに切る。
※胃袋は2つに割り、中身や胃液を取り除いてきれいに洗う。残っていると味が悪くなる。
【ボッケ汁用】
・食べやすい大きさにぶつ切り。
・だし用に頭を割って入れる。
・皮や内臓も使う。子(卵)は、内臓と一緒に入れる。
昨日3年ぶりに行われた「七ヶ浜町産業まつり」でもボッケ汁が販売されました。元々、産業まつりは「ボッケと収穫祭」でした。最近は、ボッケの水揚げが減少し、取れる時期が変わってきたため、名称を変えたという経緯があります。
菖蒲田浜でも毎年「ボッケまつり」を地区の皆さんでやっていますが、ここ数年はボッケが取れなくて困っている話を聞きました。「タチウオとトラフグはいっぱい取れるんだけどなぁ~」とのこと。取れる魚が変わってきているのは、私のような素人でもわかります。温暖化なんでしょうか。海の中もいろいろ大変なようです。