聞き書き七ヶ浜

聞いてけさいん、話してけさいん。七ヶ浜のいまむかし。

おやつの思い出

GW最終日になりました。長いお休みを取られた方が多かったのではないでしょうか。わが町・七ヶ浜もお天気に恵まれ、海の風景と海産物を楽しみに訪れる観光客の皆さんで賑わっていましたよ(*^-^*)

写真は、震災前の花渕浜・小浜港。岩場で貝を採る人々の姿がみられます。GW前ののんびりとした浜の風景です。

さて、今回は12号掲載の「いまむかし」から、浜の皆さんからお聞きした幼少時代の「おやつなど」についてご紹介します(^O^)/

 

【こうせん】

・米屋さんに麦を持っていって「こうせん(麦を炒って挽いた粉)」にして食べた。ばあちゃんたちはお茶を入れてもらってた。

・こうせんは大麦だね。

・うまかったね。砂糖が入ってんのね。

・砂糖ばっかじゃなく、塩も少し入れたよ。

 

【肝油】

・夏休みの肝油。肝油ドロップって今でもあるけど、休みになると注文取られて売るんだったよ。一日一粒なんだけど、何も食べるものがなかったから全部食べちゃって。うまかったよね。

 

【ざらめ】

・新聞さ 包んで、皆 食べったのね。

 

【バナナ】

・貴重品どころじゃなかったもんね。卵だってバナナだって、お見舞いのときぐらいだったよね。

・私んとき、乾燥バナナだったもんね。(以上、70~80代)

 

【けんこ(貝)】

・子どもの頃、ハマグリやアサリが小浜(花渕浜)で採れた。カキは岩にくっついていた。拾った鉄板で焼いて食べたもんだ。近所のおじさんに見つけらって「火に気をつけろよ!」って言われた。(40~60代)

・岸壁についてるカキを採って、ドラム缶で焼いて食べた。(東宮浜/60代)

・だまっこ(バテイラ)、さらびび(カサガイ)はゆでておやつ。焼いたりもした。(吉田浜/50代) 

  

 

【果物・木の実】

・グミなんか食べてたね。どこのうちにもあったから。イチジクとかもね。柿は渋柿だからこの辺はダメだし。柴栗を採って食べたけど、虫が付いてんだよね。

・遊ぶものがなかったから、スカンポ(イタドリ)とか舐めてたよ。

スカンポスグリにソゾミなど。昔は何でも豊富だったの。不自由しなかったの。

・ゴマメ(ハマエンドウの実)を生でよく食べた。おやつなんかなかったから。   

  

・ナツハゼの実は、真っ赤になって熟すのね。甘酸っぱくておいしい。生で食べんの。

・ヤカンコ(ナツハゼの実)は山さ あんだよ。「ヤロッコハヅマキ」なんて言ってたね。

(※注)実の表面に光沢があり、鉢巻きをしたような白っぽい環があることから「ヤロコハチマキ」。山形でも同じ呼び方をしている。

西友の裏の堤辺りに、スモモなど果物の大木があったので学校帰りに採りに行った。スイカ畑や東宮浜の梨園にもお世話になったなぁ~(各地区多数/50~70代)

 

海のイメージが強い七ヶ浜ですが、松林や雑木林も多く緑豊かな町なんですよ。私もそうでしたが、昔の子どもたちは海や山林で遊びながら四季折々の味を楽しんでいました。美味しいお菓子がスーパーに溢れている時代ですが、聞き取りをとおして、こういった素朴な味が未だ心に残ることを面白く感じました。今どきの子どもたちが年老いたときにどんな味を懐かしむのか・・・気になるところです。

 

ただ今、14号を編集中です。もうしばらくお待ちくださいね(^O^)