皆さん、今年のお正月はいかがお過ごしでしたか?
年末年始といえば、お楽しみの一つにご馳走を食べることがありますよね。
その中でも気になるのが『お雑煮』。餅や具、汁の仕立て方など、その土地によって様々な形があるので興味津々です。
それでは、私の住む宮城県のお雑煮についてご紹介します(^O^)/
まずはわが家のお雑煮。私の生まれ育ちは仙台です。鶏肉でだしをとり、焼いた角餅に引き菜を入れます。白菜は私のアレンジかな?
ダンナの家も同じ鶏肉のだしに角餅。ちなみに母の実家は山形県村山地区です。
私の両親は仙台生まれの仙台育ち。食は、母親から受け継ぐことが多いので、出身地はやはりキーポイントになりますね。
仙台雑煮といえば、お椀からはみ出すような焼きハゼをのせた豪華なもの。
かれこれ40年前くらいになるでしょうか、ハゼだしのお雑煮が注目されたのは・・・
鶏だしが定番だった実家で、ハゼだしのお椀が登場した時期がありました。当時若かった私には、その良さがわからず食べるのが正直苦痛でした。父の趣味が釣りなので、獲ってきたハゼを焼き干したものだったので残すのも悪くて・・・。これも懐かしい思い出ですね。
七ヶ浜の皆さんにお聞きした『雑煮』についてもご紹介しますね。
・煮干しと鶏肉のだし。引き菜は大根、にんじん、芋がら、ごぼう。なるととセリをのせる。角餅。
・どんこやハモを乾かしてだしにした人もいた。
・前浜(湊浜、松ヶ浜、菖蒲田浜、花渕浜、吉田浜)は、どんこだし。
・角餅を焼いて入れる。のし餅(切り餅)。
・ねう(アイナメ)の小さいものでだしをとったりもした。ハゼは贅沢。
(聞き書き七ヶ浜 聞き取りより)
東宮浜にお住いの方からハゼのお話をたくさん伺いました。
塩釜湾でも昔はたくさん獲れたそうです。今は数が少なくなっているので羨ましい話です。他に焼きハゼの作り方などもいろいろ教えていただきました。この話は誌面でご紹介していく予定です。お楽しみに(^^♪
【追記:2021年5月16日】
こちらでも七ヶ浜のお雑煮についてご紹介しています。ご覧ください。
【追記:2024年2月1日】
七ヶ浜のお雑煮について、小誌15号でも詳しくご紹介しています。