今回は11号の「いまむかし」から、菖蒲田海水浴場について。一昨年の記事でご紹介した分の続編になります。
ぜひ過去記事もご参考ください。この年はコロナ対策のため遊泳禁止でしたが、昨年から復活しております。
では、ご紹介していきましょう (^O^)/
菖蒲田海水浴場
【砂浜】
・今、1000人ビーチクリーンなんてやってるけど、昔は海開きが近くなると、地区の人間で班ごとに分担して浜清掃をしてた。そんなに大勢じゃなくて出来てたんだよ。
◆モク・アカモク(ギバサ)
・(波が荒く、砂浜にモクが打ち上っているのを見て)昔は穴を掘って埋めたんだよな。今は袋に入れて捨てるけど。自然のものだから(昔のやり方の方が)いいとおもうんだけどなぁ。
・モクを埋めたし(打ち上った)ウミガメ、イルカ、クジラも埋めた。昔は(飼っていた)犬猫が死んだら埋めに来た。砂浜で何か臭えなぁと思ってたら骨が出てきた。もっと外れに埋めりゃいいのに・・・。
◆ウミガメ
・打ち上ったばかりだといいんだけど・・・。(時間が経つと)臭くなんだよね! うち(菖蒲田地区)まで臭ってくんだから、臭くて臭くて!
・埋めんのにも大変だった。転がして転がして。ちゃんとした形だといいんだけど。(※腐るとべろべろになって酷いらしいです)
・甲羅(のうろこのような部分)も腐ると、ぽろぽろうろこみたいに落ちんだよ。
・(2018年の夏は、七ヶ浜の海岸にウミガメが多く打ち上った。海水浴期間中にも、菖蒲田海水浴場にまた上がった話になって)地震が来るんじゃないか? 磁場が狂うから。(※この年9月、北海道で震度7の地震が発生した)
【松林】
・県道側は国有林、海側は町の土地。その間に道があって、町の方で女の人たちが着替えしてたから、昔は今よりも・・・だったかな(笑)
・松林んとこにキャンプ場があった(近くに住んでいた人は大変だったらしい)。(畑から)野菜、持っていかれて・・・。(人の敷地に)車を停めるし、物は持っていかれるし・・・。だから、あっつさ(生涯学習センターのところに)行ったんだ。
・うちは長須賀だったから、道路沿いでね。夏だから窓を開けてっと、車がうるさくて高速道路の下にいるみたいだったよ。
・こぼれされ(松葉の落ち葉)を丸めて燃料にした。母親とかが下草をきれいにしてたから荒れなかった。草刈りしたら良くなった。人の手を入れた方がいいんだ。赤いキノコ(あみ)が採れたんだよ。
【お盆】
・「8月16日は泳ぐもんでねぇ」って言われた。地獄の釜の蓋もって言うからな。お盆は泳いでたよ。でも、16日は泳がなかった。昔だからなぁ、やっことねぇから。テレビもつまんねぇし、白黒だったしなぁ~。
【防潮堤】
・津波は12メートルもあったんだから、松林が見えなくなって・・・。こんな堤防、何にもならねぇ。昔のも高さはあったんだけどな。砂が寄せらって低く見えっけど、高さあったのよ。
(聞き書き七ヶ浜11号「いまむかし」より)
思い出話はまだまだ続きます。またの機会にご紹介しますね!
コロナ禍前は砂浜に海の家が建ちならんでいましたが、昨年からはキッチンカ―や屋台の出店になっています。
今年 2023年の開催は、7月15日(土)~8月20日(日) 9時~16時 とのことです。
そして、8月11日(金・祝)は、花火の打ち上げが予定 されています。楽しみですね!
2019年の花火の様子もご覧ください♪
砂浜の美しさも込みで観てほしい。菖蒲田海水浴場の夜空と海を彩る大輪の花火! pic.twitter.com/vfLJb2n8wT
— 聞き書き七ヶ浜 (@kikigaki7) 2019年7月27日
【追記:2023年7月13日】
いよいよ今週末から菖蒲田海水浴場がオープンします。(お問合せ/一般社団法人七ヶ浜町観光協会 022-766-8205)
町のホームページに詳細がありましたので、お出かけのご参考にしてください。