聞き書き七ヶ浜

聞いてけさいん、話してけさいん。七ヶ浜のいまむかし。

大根(おおね)明神祭 2021

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昨日7月10日、大根(おおね)明神祭が行われました。花渕浜でウニやアワビ漁を行う潜水士の皆さんのお祭りです。

花渕浜には大きなアワビが漁民を助けた言い伝えが残り、毎年旧暦の6月1日に大根神社へアワビを奉納しています。

大根神社は、鼻節神社の南東海上約7キロ付近の大根岩礁にあります。貞観の大地震(898年)で海中へ沈んでしまった神社なんです。

 

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吉田花渕港から神主さんを船に乗せて、大根岩礁へ向かい海上神事を行います。

今回急きょ、ご厚意でうちのダンナが乗船させてもらうことになりました。ありがとうございます! では、その様子をご覧ください(^O^)/

 

 

 

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大根岩礁に到着し神事を行います。祝詞をあげ榊を供え、海にアワビを奉納。お供えのお酒と供物のアワビの肝和えを参加者一同でいただき、海上安全と豊漁を祈願しました。

 

出港から寄港まで約1時間。その後は、鼻節神社で神事が行われます。

 

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鼻節神社には、地元花渕浜をはじめ参拝者が次々と訪れていました。 

 

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参拝者には、アワビの肝和えが振舞われます。

この肝和えはアワビ漁の潜水士さんたちの手作り。当日の朝に作ります。ゆでたアワビの切り身に肝とみそをすったものを和え、味付けは目分量なんだそうです。

今回はコロナウィルス感染症予防のため、いつもの柏葉ではなくプラ容器に入れてのお振舞いでした。手袋もきちんとはめて衛生管理を徹底されていました。

 

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潜水士の皆さんが神事の準備。鼻節神社の境内には、大根神社の遥拝所があります。

 

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社務所での祈祷が終わった後、遥拝所での神事が行われました。

 

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神社下の海へもアワビを奉納。潜水士さんたちのやり取りが無邪気で楽しい!皆さん、本当に仲がいい!

現在、花渕浜の潜水士は17名。5名の若者が加入したと聞きました。祭りの準備など先輩から後輩へと受け継がれていく様子を目の当たりにし、頼もしさを感じました。

 

過去記事もご覧ください。

kikigaki7.hatenablog.com