今日はわが町の「花淵灯台(はなぶちとうだい)」をご紹介いたします。(画像は2021年5月の見学時に撮影)
花淵灯台は、仙台新港を開港するにあたって設置されたと聞いています。東日本大震災の地震にも耐えた灯台です。
では、一緒にのぼってみましょう(^O^)/
他の灯台と区別するように、レンズは緑と赤の2色。このタイプは全国で3~4基と珍しく、特殊な灯台なんだそうです。
この灯台は、仙台新港や塩釜港を出入りする船や沖合をとおる船の目印になっています。ここから南東海上約7km付近にある大根岩礁で乗り上げが多く、その事故防止の役割をしっかりと担っています。
ちなみに、大根岩礁は貞観の大地震(898年)で海中へ沈んでしまった大根神社がある場所です。詳しくは、過去記事をご覧ください。
灯台の上からの風景。目の前はどーんと太平洋! 仙台湾の風景が広がります。
花淵灯台の建つ場所は、花渕浜保ヶ崎の御殿山。その昔、鼻節神社は灯台のそばに鎮座していました。この辺りは風が強く、社殿が度々損壊したので隣りの垂水山(たるみつやま)に移されたそうです。左上の松林の中にちらっと見える赤いところが、鼻節神社の社務所です。
内陸方面の眺め。残念ながら松枯れが目立ちます。それでも、わが町は緑豊かでいいところだなとしみじみ思いました。
令和4年2月、第2管区海上保安部が七ヶ浜町観光協会を花淵灯台の「航路標識協力団体」と指定。灯台を活かした地域活性化と観光振興に取り組んでいます。普段はのぼれませんが、観光協会主催のイベントなどで開放されるときがあります。
機会があれば、ぜひのぼってみてくださいね!