今日の七ヶ浜町は秋晴れのいい一日でした。これは撮影日和じゃないかということで、おはじきアートのその後を見に代ヶ崎浜地区広場へ。
いつもの釣り客の他に、地区の皆さんが続々と集まっている様子ですが・・・
なんと!今日はおはじきアート制作の日でした。しかも、今年最後の活動日だったそうです。ちょうどいい時にやって来た感じで舞い上がってしまいました(*^-^*)
このおはじきアートは、代ヶ崎浜地区の皆さんが中心になって企画、制作をしているんですよ。おはじきを使ったものは全国で初めて?なんでしょうか?
区長さんからOKをいただいたので、その制作の様子をご紹介しますね(^O^)/
おはじきアートよがさきは、今や七ヶ浜町内で一番の映えスポット。新しい賑わいの場として、テレビや新聞、SNSで取り上げられてすっかり有名になりました。
このアートがある広場は、松島四大観の一つ多聞山の下に位置し、目の前には塩竈湾と松島湾の島々が広がります。とても景色のいい場所なんですよ。
2年前からスタートしたおはじきアート。企業や町内で活躍するクリエイターの協力を得て、今年、全長100メートルに及ぶ大作が完成しました!
昨年の記事もご覧くださいね♪
太陽の光を浴びてキラキラ輝くおはじき。カラフルできれいですね!
地元の小中学生など、子どもたちが描いた絵もデザインされています。
代ヶ崎浜ではGWに「鯉のぼり祭り」が行われています。広場にたくさんの鯉のぼりが飾られ、地区の人たちで賑わいます。
これは塩竈みなと祭の海上渡御の様子。前夜祭の花火も華やかですね!
このアートは、湾内の小魚たちが太平洋へ冒険の旅に出るというストーリーで描かれています。小魚は、代ヶ崎浜の子どもたちをイメージ。未来へ羽ばたいてほしいという願いが込められているそうです。
小魚の正体はハゼだったんですね。浦浜だなって感じです♪
100メートルの最終地点を飾る、地区の皆さんのメッセージの貼り付けをしていました。「ボンドは1~2時間ほどで乾くよ」「こうやって皆で貼ってるんだよ」と地区の方が話してくれました。こんな風に一つひとつおはじきを貼っているんですね。
こちらは、すでに貼り付けてあるおはじきのメンテナンス作業といったところでしょうか。ブラシで汚れを落としたり、アルコールで拭いているんだそうです。おはじきのキラキラは、この地道な作業があっての輝きなんですね!
この広場には、今年7月に少女像「潮風の詩」が設置。企業の寄付によって建てられました。作者は、菖蒲田浜の震災モニュメントも手掛けた 嶋畑貢さん。
代ヶ崎浜は、東日本大震災による津波で被災した地区。震災で地区を離れた方も多いです。この活動に携わることで住民同士のつながりを大切に、また、たくさんの人たちに見に来てもらいたいという思いで始められたそうです。
おはじきアートの活動はまだまだ続きます。さらに100メートルの長さを作成されるそうです。どんな絵が描かれるのでしょうか。今後も楽しみですね!
【追記あり:2024年2月19日】
「おはじきアートよがさき」のある「代ヶ崎浜地区広場」について、小誌13号「震災の記憶」でもご紹介しています。