聞き書き七ヶ浜

聞いてけさいん、話してけさいん。七ヶ浜のいまむかし。

高倉勝子美術館

昨日は家の用事があり、登米市に行ってきました。三陸道をとおれば、七ヶ浜から車でおよそ1時間ほどで着くのが嬉しい。だいぶ気軽に行けるようになったのが有難いです。

帰りに、高倉勝子美術館を観てきました。二度目の訪問になります。

以前、食の聞き取りをしていたときに、「塩釜三中にいた先生が七ヶ浜へスケッチに来ていて、ウミドリを描いた絵があるそうだ」という話を聞きました。「登米に美術館があるそうだよ」というので、4年前に行ってきました。

 

 

その時は原爆体験を描いた作品の印象があまりにも強かったので、もう一度、じっくりウミドリの絵を観たいと思っていたんです。念願叶いました。

東宮浜でのウミドリ売りの女性たちが描かれています。海の女のたくましさが感じられます。ウミドリは赤足と黒足がいるそうですが、こちらの絵は黒足でした。

美術館スタッフさんの話によると、七ヶ浜からの来館者が「ウミドリが懐かしい」「カレーにして食べた」と話していたそうです。やはりカレーなんですね! 今はもう食べられませんが、どんな味なのか気になります。

ウミドリについては、過去記事をご参考ください。

 

kikigaki7.hatenablog.com

 

ウミドリの絵は、残念ながらポストカードになっていないので、塩釜魚市場で働く女性たちが描かれたものを1枚買ってきました。そして、塩釜の昔ばなしの絵本も一緒に。寒風沢島の夜景が穏やかで美しく、ずっと心に残っていました。この絵本の原画は、原爆の絵と向き合って展示されています。

 

登米市を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。

桜の花が咲く頃にまた行きたいなぁ。