昨日は家の用事があり、登米市に行ってきました。三陸道をとおれば、七ヶ浜から車でおよそ1時間ほどで着くのが嬉しい。だいぶ気軽に行けるようになったのが有難いです。
帰りに、高倉勝子美術館を観てきました。二度目の訪問になります。
以前、食の聞き取りをしていたときに、「塩釜三中にいた先生が七ヶ浜へスケッチに来ていて、ウミドリを描いた絵があるそうだ」という話を聞きました。「登米に美術館があるそうだよ」というので、4年前に行ってきました。
登米出身の日本画家・高倉勝子さんのウミドリ売りの絵を観てきました。七ヶ浜町東宮浜でのひとコマが描かれています。
— 聞き書き七ヶ浜 (@kikigaki7) 2019年12月1日
また、自らの被爆体験を絵と文章で残された「原爆の図」に釘付けに。平和への祈りを込めた作品は必見です。#高倉勝子美術館 #登米町 #登米市 pic.twitter.com/xmvHrh0YVR
その時は原爆体験を描いた作品の印象があまりにも強かったので、もう一度、じっくりウミドリの絵を観たいと思っていたんです。念願叶いました。
東宮浜でのウミドリ売りの女性たちが描かれています。海の女のたくましさが感じられます。ウミドリは赤足と黒足がいるそうですが、こちらの絵は黒足でした。
美術館スタッフさんの話によると、七ヶ浜からの来館者が「ウミドリが懐かしい」「カレーにして食べた」と話していたそうです。やはりカレーなんですね! 今はもう食べられませんが、どんな味なのか気になります。
ウミドリについては、過去記事をご参考ください。
ウミドリの絵は、残念ながらポストカードになっていないので、塩釜魚市場で働く女性たちが描かれたものを1枚買ってきました。そして、塩釜の昔ばなしの絵本も一緒に。寒風沢島の夜景が穏やかで美しく、ずっと心に残っていました。この絵本の原画は、原爆の絵と向き合って展示されています。
登米市を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
桜の花が咲く頃にまた行きたいなぁ。