聞き書き七ヶ浜

聞いてけさいん、話してけさいん。七ヶ浜のいまむかし。

あかつき粥

寒い日が続いています。ここ数年は暖冬続きだったので体が慣れない感じです。

宮城県内で雪が少ないといわれる七ヶ浜ですが、この冬は久しぶりにしっかり降りました。コロナもありますし、風邪をひかないよう体調に気を配る毎日です。

今年も14日にお正月飾りをはずし、どんと祭でお焚き上げしました。

小正月といえば、七ヶ浜に来てから「あかつき粥」を知りました。小豆粥のことで、これを供えて家内安全と無病息災を祈願したそうです。実家では食べることがなかったので地元の方からいろいろ教えてもらいました。

ということで、今回は「あかつき粥」について。

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 【あかつき粥】

・小豆と餅を入れる。餅を入れるのは腹持ちをよくするため。

小正月の夜明けに食べる。神社にお供えする。

・最近は味をつけるようになった。

・「少しでいい、少しでいい」って言われて食べさせらった。

・1月14日に食べたよね。必ずね。

・15日の朝だよね。14日は年取りで、あげ直して。あかつき粥ってのを作った。

聞き書き七ヶ浜 聞き取りメモより)

 

過去記事でもご紹介しています。

kikigaki7.hatenablog.com

追加情報も併せてご覧ください。

小正月の話を聞くと、このお粥とチャセゴのことも出てきます。

それから「ヤヘエ、ヤヘエ」と言って厄払いのようなことを行う話も聞きました。家族の中で一人(家長)が行うとかなんとか…。

詳細はよくわからないとのことでした。引き続き調査していきたいと思います。

 

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汐見台・汐見台南地区のどんと祭

最近では金網の囲いの中でお焚き上げしています。燃えている物が飛ばないようになんでしょうね。安全第一ということですね。

今年はコロナ禍で出店は無く寂しい状況でしたが、この一年、風邪をひかないようにと火にあたる姿はいつもと同じでした。

一日も早く普通の生活に戻れることを願います。